こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年9月17日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
このポストでは、「100歳以上の高齢者が過去最多を更新」というニュースをきっかけに、寿命と健康寿命の関係について考えました。長寿化が進む一方で、寝たきりや介護が必要な期間が長くならないようにすることが大切です。
ポスト全文
今年も過去最多を更新。それは厚労省から毎年発表される100歳以上の高齢者の数です。今年は15日に9万2139人と発表があり53年連続で増加したとのこと。調査をはじめた63年は153人。98年に1万人超。昨年には9万人超というペース。私は、この増加に合わせて“健康寿命“の割合も延びることを切に願います。
※このポストを記事にした2025年9月現在は99,763人で、55年連続で更新しています。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
私がこのポストをした理由は、介護の現場で多くの高齢者と接してきたからです。「長生きすること」と「元気に生活すること」は似ているようで大きく違います。
- 100歳を超えても、自分の足で歩き、食事を楽しみ、会話できる方
- 70代や80代で介護が必要になり、その後20年以上を支援の中で過ごす方
この差はほんの小さな日常習慣や考え方から生まれることを、私は身近で実感してきました。だからこそ「数字の増加」よりも「中身の充実」が大事だということをお伝えしました。
長寿社会の現実と課題
長寿化は喜ばしいが、同時に課題もある
厚生労働省の調査によると、100歳以上の高齢者は2025年現在も増加を続けています。最新の発表から推測すると、まもなく全国で10万人を超える見込みとなり、世界的にも突出した「長寿社会」となっています。
一方で、健康寿命(介護を受けず自立した生活を送れる期間)は、平均寿命よりも 約10年前後短い のが現状です。つまり「人生の最後の10年間は、何らかの支援が必要になる」人が多いということです。
健康寿命を延ばすカギは?
近年は健康意識が高まっており、次の要素は“当たり前のこと”ですが、では、健康寿命と“結びつけて”意識されている方は、どれほどいるでしょうか。
- 適度な運動
- 栄養バランスの取れた食事
- 社会とのつながり
- 病気の早期発見・予防
こうした要素が健康寿命を大きく左右します。特に「体を動かす習慣」と「人との関わり」が大きな差を生みます。また、日々の生活を見直す上で、“意識し続けること”が何より重要です。
👉 詳しくは過去の記事「高齢者の体力低下は歳のせい?健康寿命を延ばす運動習慣」でも解説しています。
実生活や介護現場との関連性
現場で感じる「予防」の大切さ
私はデイサービスで多くの利用者さんと関わっています。そこで実感するのは、「元気な方ほど予防に取り組んでいる」 ということです。
- 毎日ウォーキングを続けている方
- 趣味の畑仕事や体操を日課にしている方
- 食事を工夫し、よく笑っている方
こうした方々は、80代や90代でも驚くほどしっかりされています。
逆に「体を動かす習慣がなかった」「人と話す機会が少なかった」方は、介護が必要になる時期が早い傾向にあります。
家族の立場からの視点
介護の現場だけでなく、家庭でも「予防」の視点は重要です。
親や祖父母が元気なうちから「体を動かす」「人と話す」「食事を楽しむ」環境を整えてあげることが、将来の介護負担を大きく減らします。
今日から新たな一歩を
この記事をここまで読んでくださったあなたは、きっと何かしら共感や気づきを得てくださったと思います。大切なのは、その気づきを「行動」に変えていくことです。行動が変われば、日常の景色も少しずつ変わっていきます。
ここでは、今すぐ実践できるヒントをご紹介します。
例えば、
・毎朝5分のストレッチを始める
→筋肉と関節の柔軟性が保たれ、転倒予防につながります。
・週に2回の散歩を習慣化する
→心肺機能の維持や、社会とのつながりの機会が増えます。
・家族や友人と意識的に会話する
→認知症の予防につながり、孤立を防ぎます。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理のない範囲で「今の自分にできること」から取り入れてみてください。その行動が、より豊かな日常生活へ向かう、改善に必要な大切な“第一歩”になります。
おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
この記事のまとめ
- 100歳以上の高齢者は増え続けており、まもなく10万人超の見込み
- 一方で「健康寿命」と「平均寿命」には10年前後の差がある
- 運動・食事・社会参加が健康寿命を延ばすカギ
- 介護現場でも「予防」の意識が高い人ほど元気に過ごしている
- 私たちができるのは、小さな習慣から「元気な老後」への準備を始めること
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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