こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年5月26日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。
このポストでは、災害の記憶を語り継ぐ大切さと、世代による記憶の違いについて考えました。
介護現場で働いていると、戦前からの災害を語ってくださる方もいて、私たちが知らない記憶に触れることがあります。
ポスト全文
本日は、104名の方が亡くなった日本海中部地震から40年となります。私はまだ生まれていません。東日本大震災。私の第一子はまだ生まれていません。この話題を80代以上の方にすると、昭和14年に発生した男鹿地震を回想します。こうやって先人の方がお話し下さることで語り継がれていくことでしょう。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
2023年5月26日は、日本海中部地震からちょうど40年という節目でした。私は当時まだ生まれていませんが、この年生まれが私の同級生であることで、小学校の授業で初めて認識して以来、毎年考えさせられていました。
介護業界に携わるようになってからは、毎年この時期になると、介護施設の利用者様とこの話題をします。
特に印象に残っているのは、ある80代の方が語ってくださった「昭和14年の男鹿地震」の話です。その地震について、私は全く知りませんでした。ですが、当事者の口から出る言葉には「記録」では伝わらない“臨場感”と“感情”がありました。
深掘り:このポストで伝えたかったこと
このポストの核となるのは、「語り継ぐことの大切さ」です。
• 世代による災害経験の違い
→ 私は東日本大震災を経験しましたが、80代の方々にとっては男鹿地震などの記憶の方が色濃いようです。
• 災害の記憶が個人の人生に根ざしている
→ その人が「どこで」「誰と」「どんな生活をしていたか」によって、災害の記憶の深さや意味も変わります。
• 語ることで、今を生きる私たちが「気づき」を得る
→ 防災意識、備え、命の大切さ、人と人のつながりなど、災害を語ることは、ただの“思い出話”ではなく、“生き方のヒント”だと感じました。
実生活や介護現場との関連性
介護の現場では、職員にとっては仕事の場ですが、利用者様にとってはその環境が生活の場なので、時間はゆっくり経過します。
入浴中の会話、レクリエーションの合間、送迎の車中など、そうした何気ない日常の“すき間時間”で、利用者さんがふと昔話をしてくださることがあります。
中には、戦時中や災害の体験を話してくださる方もいます。それは、書籍や映像で得られる知識とはまったく異なる“リアルな学び”です。
こうした話を「記憶」として聞き流すのではなく、「未来につなぐ体験」として受け取る視点が、介護職には求められていると思います。
行動のヒント
この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。今すぐ試せることを考えてみました。
1. 防災グッズを見直す
地震や災害は突然やってきます。
まずは自宅の防災グッズがきちんと揃っているか、期限が切れていないかを確認してみましょう。
大切なのは、“備えること自体”を日常の一部にすることです。
2. 高齢の家族に災害の思い出を聞いてみる
「昔の地震のときはどうだった?」と家族に尋ねてみてください。
経験を聞くことは、教科書にはない生きた学びになりますし、家族の歴史を知るきっかけにもなります。
3. 職場で「災害時どう動くか」を話し合う
介護現場や職場では、災害時の対応をあらかじめ共有することが命を守ることに直結します。
定例会や朝礼などで「もし今地震が起きたら?」と問いかけてみましょう。
それだけでも意識を高める一歩になります。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理なくできることから今すぐ試してみてください。
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おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
まとめ:災害は過去の出来事ではなく、“今をどう生きるか”を問いかける出来事でもある。
語り継がれる記憶の中に、次の命を守るヒントがあることを忘れずにいたいと思います。
ちなみに介護施設では、2024年4月から、万が一災害が発生しても可能な限り業務が継続できるよう、BCP(業務継続計画)の策定が義務化されました。多くの施設ではすでに策定済かと思いますが、「なんだかよくわからない…」という方のために、次の記事で徹底解説しています。もし良ければ、こちらの記事も参考にしてみてください。
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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