こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年6月23日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。
このポストでは、私が管理職になる直前に師匠から教えていただいた言葉と、それに込められた“人を育てる”ための本質について考えました。
人材育成に悩む方、介護や子育て、チームマネジメントに関わるすべての方に響く内容です。
ポスト全文
本日は、私が以前に管理職を任命される際、“介護の本質”を教えて下さった師匠から授かった言葉をご紹介します。
それは、
“やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ“
この言葉は、山本五十六さんという方が残した名言で、知ってる方も多いと思います。
当時の私は…
(リプ欄)
知らなかったので、感銘を受けました!
そしてこの言葉には続きがあります。
“話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず”
人を育てる上で“指導者の定義“がこの言葉に全て込められており、今でも私の指針になっています。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
このポストは、ちょうど私自身が“人を育てる”ことに注目し、勤務先の職場で「育成担当」という役割をいただいた時期でした。
そんな時、ふと前の職場で管理職に就く際に、師匠から教えていただいた言葉を思い出しました。
当時の私は、現場でいちプレーヤーとして業務に当たることを好み、指導的立場にある管理職には抵抗がありました。
正直に言えば、「どうやって人に教えればいいのか」「本当に自分にできるのか」という不安ばかりでした。
その様子を見かねてくださったのか、私が勝手に師と仰ぐ方が、笑顔でさり気なくおっしゃったのがこの名言でした。
- 命令では人は育たない
- 自ら育つように導くのが指導者の役割
という深い意味を、この言葉を通して教わりました。
このポストで伝えたかったこと
キーワードは、「信頼」「承認」「見守る」の3つです。
山本五十六のこの名言には、部下指導だけでなく、人間関係全体に通じる“普遍的な真理”が詰まっています。
前半の
“やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ”
は、いわば行動を導くためのステップです。
ただ命令するのではなく、自ら模範を示し、言葉で伝え、実践させ、そして肯定的なフィードバックを与える。
これによって「安心して動ける土台」を作ることができます。
そして、続きの部分がさらに重要です。
“話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば 人は育たず”
“やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず”
ここで語られるのは、“自律”を育む過程。
人が本当に育つには、相手を信じて手放し、任せ、見守る「勇気」と「覚悟」が必要です。
それは、ただの「放任」ではなく、“信じて任せる”という能動的な行為です。
育成とは、“教える”ことではなく、“気づかせる”こと。
このポストにはその核心を込めました。
実生活や介護現場との関連性
介護の現場でも、まさにこの言葉が日々の判断を支えています。
たとえば新人スタッフが入ってきたとき、「ミスをさせないように」と先回りして教えすぎてしまうこと、ありませんか?
ですが、何でもかんでも教えようとすると、相手の「考える力」や「挑戦する姿勢」を奪ってしまうこともあります。
だからこそ、「見守ること」や「任せること」が本当に大切になります。
それは子育てにも言えることです。
わが家には3人の子どもがいますが、親として一番難しいのは「信じて待つこと」です。
忙しい日常生活の中では、どうしても大人の都合で効率を重視してしまい、考えるすき間を与えることなく”答え合わせ”をしてしまいがちです。
ですが、機会をつくれた時には、子どもたちが自分で考え、挑戦し、失敗から学んでいる姿を見るたびに、「理想はこれだ」と確信できます。
行動のヒント
この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。今すぐ試せることを考えてみました。
・後輩や部下に「やって見せる」第一歩
→まずは自分が実践してみる。模範があることで安心感と信頼が生まれます。
・相手の話に“耳を傾ける”時間を持つ
→承認とは「話を聴くこと」から始まります。今すぐ5分だけでも意識してみてください。
・「任せる勇気」を持つ
→完璧でなくても、任せることでしか育たない力があります。信頼とは任せることから始まります。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理なくできることから今すぐ試してみてください。
おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
今回のテーマは、「人は信じて任せて、初めて育つ」ということです。
育成や指導における“本当の意味でのリーダーシップ”を、改めて考える機会にしていただけたら幸いです。
ちなみに、人を指導する側が“見落としがち”なのが、指導される側からも“しっかり見られている”という視点です。
つまり、指導者に「説得力があるのかどうか」は、自分自身の態度や行動次第ということです。
なので、自分自身の育成も怠らず、常に自己研鑽が大切です。
そのために必要な「あり方」が学べる書籍を、次の記事で紹介しています。良ければ参考にしてください。
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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