【自然災害の脅威】介護職が記録する令和5年大雨災害の秋田

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こんにちは、あべです。

私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。

2023年7月15日〜18日は、私が住む秋田県を記録的な大雨が襲いました。

その時、私はX(旧Twitter)でリアルタイムに情報を発信していました。

※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。

このポストでは、「自然災害に向き合うときに介護職や個人が何を感じ、どんな視点で行動すればいいか」について考えました。

普段は当たり前に感じている「日常」も、ほんの一瞬で壊れてしまうことがあります。

この記事が、防災意識を高めたり、誰かの命を守るヒントになることを願い、丁寧に深掘りしていきます。

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ポスト全文

本日11時40分に、秋田県を流れる太平川に河川氾濫情報が出されました。私の実家の裏には太平川が流れています。今朝から高齢者等は避難する必要がある警戒レベル3が発令されていたので、様子を見てきました。動画は氾濫情報が出される1時間ほど前に撮影しました。すでにこの光景は初めてです…。

※このブログでは写真ですが、実際のポストには約10秒の動画を添付していました。

セルフ解説

なぜこのポストを書いたのか

2023年7月15日、秋田県では「大雨警報」や「避難指示等」が繰り返し発表され、私の実家の裏に流れる太平川も急激に水かさを増しました。

警戒レベル3が発令されたことで、実家の家族や近隣の高齢者の安全が心配になり、自分の目で確かめたくなったのがきっかけでした。

動画を撮影したのは、氾濫情報が出される直前のタイミング。

その景色は、私がこれまで見たことのない異常なもので、「これは何か伝えなければ」と感じ、X(旧ツイッター)にポストしました。

深掘り:このポストで伝えたかったこと

このポストで一番伝えたかったのは、自然災害の「リアルさ」と情報の「即時性」の重要さです。

災害時は、とかく情報が錯綜し、正確な状況を把握するのが難しくなります。

現地の声や映像、そして信頼できる一次情報がどれだけ大切か。

そして「避難の判断は早いに越したことはない」ということを痛感しました。

特に高齢者が多く暮らす地域では、避難のタイミングが遅れることで、命に関わる可能性も高くなります。

2023年7月16日〜17日の一連のポストから

※以下は、当日の実際のポストを引用しながら深掘りします。

秋田市が壊滅的に

秋田市が壊滅的のようです。新聞やTVなどのニュースの他、SNSに投稿されている方々のおかげで断片的に状況は確認できました。感謝です。昨日は太平川が氾濫。今度は雄物川が危険との事。幸いにも、私の地域は今のところ大きな影響はないですが…。無力です。今は何もできません。午前6時27分 · 2023年7月16日

解説と気づき

この時は、「無力さ」と向き合っていた瞬間でした。

目の前で起こっていることに直接介入できないもどかしさと、それでも「情報を発信すること」の意義を改めて考えさせられました。

妹と従兄弟が車中泊

秋田市の人口は30万人です。今回は3連休も重なり、来県された方々もいらっしゃったことでしょう。それがこの前代未聞の記録的大雨によって、現時点でどれほど直接影響受けているのか計り知れません。少なくとも、先ほどまで私の妹と従兄弟の3人が職場から自宅に帰れず車中泊したようです。#秋田市 午前9時37分 · 2023年7月16日

解説と気づき

帰宅困難や車中泊は、身体にも精神にも大きな負担を与えます。

とくに高齢者や持病のある方にとって、車内は危険な環境にもなりえます。

エコノミー症候群のリスク

避難所や車の中で過ごされる方の参考になればと思います。せまい空間で同じ姿勢で長時間いると“エコノミー症候群“になってしまう恐れがあります。症状は胸の痛みや最悪は呼吸困難に…。なので、意識的にストレッチや立ち上がって屈伸だけでも小まめに行って、ぜひ健康にお過ごし下さい!#秋田市 2023年7月16日午後6時17分

解説と介護職としての視点

介護の現場では、長時間同じ姿勢を続けることのリスクは非常に認識されています。

その知見を活かし、被災者の健康維持のためにSNSを通じて「今すぐできる対策」を届けることが、自分にできる最善だと考えました。

脱水と熱中症のリスク

避難所や車の中で過ごされる方の参考になればと思います。今の時期は特に脱水や熱中症のリスクが高まります。「のどが乾いた」と自覚症状が出た時には、もう発症しているかも…。なので、小まめな水分補給を行なって、ぜひ健康にお過ごし下さい!#秋田市 2023年7月16日午後6時51分

解説と介護の知識の応用

災害時は、「食べ物」「寝る場所」も大事ですが、何よりも先に「」が最優先です。

介護現場で学んできた「水分補給」の重要性が、こうした場面でも活きることを実感しました。

車社会・秋田県の弱点

秋田県では、連日の大雨の影響で、建物の床上浸水や道路が破損し通行出来なくなるなど、未だかつてない広範囲で被害が出ていてます。また、冠水などによって、多く方の車が動かなくなった模様です。移動に“車“が必須な秋田県では“致命傷“です。一刻も早く“日常“に戻ることを願います。#秋田大雨 午前6時11分 · 2023年7月17日

解説と提案

地方ならではの“車依存社会“における脆弱性が、今回の災害で露呈しました。

災害時は「公共インフラ」に頼れないことが多く、日頃からの「個人レベルの備え」こそが命を守る鍵になります。


ちなみに、介護施設では、2024年4月からBCP(業務継続計画)の策定が義務化されました。

下の記事では、BCP(業務継続計画)をゼロから理解し、現場で即実践できるように、厚生労働省の「介護施設等における業務継続ガイドライン」を基に、私自身の経験もふまえて徹底解説しています。関係者の方やご興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

被害状況(ChatGPTより)

美の国あきたネット(秋田県の公式HP)や秋田市の公式HPなどで公開されている資料をもとに、被害状況をChatGPT(※)にまとめてもらいました。

(※あくまでAIによる「取りまとめ」なので、情報が不正確な場合があります。)

結果として、令和5年7月14日〜18日の大雨災害(令和5年大雨災害)では、秋田県や秋田市では以下のような甚大な被害が発生しました。

人的被害

• 秋田市では死者1名、災害関連死4名、重傷2名・軽傷4名が確認されました。

住家・建物被害

• 秋田市だけでも、全壊11棟・半壊2,459棟・一部破損23棟・床上浸水579棟・床下浸水3,042棟、計6,114棟が被災  。

• 秋田県全体では、約9,500棟が被災し、統計開始以来最大規模の被害額となりました  。

河川・交通・インフラ被害

• 県管理河川6水系16河川で氾濫、うち雄物川水系・岩見川などで堤防決壊  。

• 公共施設では、道路・橋梁の損壊により最大38路線・61箇所で通行止め規制、被害額は約195億円  。

• 停電は9市町村で4,000戸超、断水は5市町で11,000戸に及び、自衛隊や海保による応急給水が実施されました  。

農林水産被害

• 農地や施設へは約138億円相当の被害。農作物は約1,900ヘクタールが冠水し、農業機械も300台以上損傷 。

経済的影響(県内全体)

• 秋田県全体では、令和5年7月豪雨により約1,430億円の水害被害額(暫定値)が算出されており、これは統計開始以来最大規模です。

注目ポイントと解説

人的被害の深刻さ:命を失った方々や重傷者の存在は、防災・避難行動の重要性を改めて考えさせられます。

住居被害の広がり:数千棟の床上・床下浸水は、生活基盤や復旧支援の必要性を浮き彫りにしています。

インフラへの影響:交通遮断やライフライン停止は、災害発生後の「孤立」というリスクを増幅させます。

農林水産の損失:地域経済へのダメージと、農家・漁業者の生活再建が課題になります。

経済的被害の規模:県全体で1,430億円超という被害額は、防災体制や備蓄への投資の必要性を明確に裏付けています。

行動のヒント

今回の一連のポストを通して、私は「当たり前の日常が一瞬で崩れる」ことを、身をもって体験しました。

そして、介護職として得てきた知識や経験が、災害時にも役立つことを改めて実感しました。

自然災害は、いつ・どこで・誰に起きてもおかしくありません。

この記事を読んでくださったあなたにも、今できる備えや行動があるはずです。

この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。今すぐ試せることを考えてみました。

防災グッズを1つでも買ってみる

→ まずは水・ライト・簡易トイレの3点セットが基本です。

避難場所を家族で確認する

→ 災害が起きてからでは遅いため、平時に確認を。

親や祖父母の“避難スイッチ“を把握する

→ 高齢者は避難をためらいがち。「避難の合図」を決めておくと安心です。

SNSでの“正確な情報発信“を心がける

→ 目の前で起きていることを発信するだけでも、誰かの命を守る一助になります。


どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理なくできることから今すぐ試してみてください。

また、防災グッズ選びに迷っていたら、ぜひ下記をチェックしてみてください!⏬

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おわりに

この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。

当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。

この記事のまとめ

  • 秋田県の豪雨災害をリアルタイムで記録・発信した
  • 自然災害は誰の身にも突然起こり得る
  • 介護の知見は災害時にも活きる
  • 行動の備えが、命を守る第一歩になる

現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。

最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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