こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年6月2日、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。
このポストでは、「高齢者の生活の質(QOL)」について考えました。
心配の気持ちが、「いつしか本人の“生きがい”を奪ってしまっているかもしれない」という気づきです。
ポスト全文
高齢者介護のとある事例:長年畑仕事に精を出し、自転車でどこでも移動する行動力のあった90代の女性は、ある病気がきっかけで生活が一変する。母を心配した看護師の娘さんは、それ以降自転車を禁止し移動は送迎。畑にも同伴するようになった。結果、女性から笑顔が消えた…
とても考えさせられます。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
このポストは、私が実際に見聞きした介護現場での一場面をもとにしています。
長年、自立して過ごしてきた高齢の方が、ある日を境に生活の自由を失い、明らかに表情が変わってしまう。その姿を目の当たりにしたとき、強い違和感と同時に、自分自身にも問いかけが生まれました。
「これは“安全のため”と言えるのだろうか?」と。
当時、私は家族の気持ちも痛いほど分かる立場にありました。
ですが、それと同時に「本人が本当に望む生き方」や「その人らしさ」にもっと目を向けるべきだったのではないかという葛藤も残りました。
深掘り:このポストで伝えたかったこと
この投稿を通じて伝えたかったのは、「心配」と「尊重」のバランスの大切さです。
- 家族は“安全”を願っている
- でも本人は“自由”を求めている
この2つは、しばしば矛盾する場面に直面します。
特に介護現場では、命の危険を避けることが最優先になりがちですが、それが本人の“生活の質”を損なっていることもあります。
たとえば、この女性にとっては「畑に行く」「自転車で季節を感じる」といった行動が、生きがいそのものだったはずです。
それが制限されたとき、「生きている実感」そのものが薄れてしまった可能性もあります。
心配だからこそ、「自由を奪う」ではなく、
心配だからこそ、「どうすれば尊重できるか」を考える視点が必要なのだと感じました。
実生活や介護現場との関連性
介護の現場でも、こうしたジレンマは日常的にあります。
- 転倒リスクがあるから、歩行は禁止
- 誤嚥の危険があるから、食べたいものは制限
- 外出時は必ず付き添い
これらはすべて、「正しさ」の裏に「本人らしさの喪失」が隠れています。
介護に正解はありませんが、「その人がどんな人生を歩んできたのか」を知ることで、答えの精度は高まると思います。
高齢者の“過去の暮らし方”や“こだわり”を深掘りし、リスクと尊厳のバランスを常に意識することが、私たち支援者の役割ではないでしょうか。
行動のヒント
この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。今すぐ試せることを考えてみました。
• 「やってあげたい」気持ちの裏にある“本当の思いやり”を考えてみる
→ 相手の笑顔が消えていないか、視点を変えることで見えてくるものがあります。
• 相手の“できること”を奪わない工夫をしてみる
→ 自立支援の本質は「守ること」よりも「尊重すること」にあるからです。
• 介護する側・される側という枠を超えて“対等な関係性”を意識する
→ お互いに尊重し合える関係性が、生活の質を大きく左右します。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理なくできることから今すぐ試してみてください。
おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
まとめ
高齢者の“安全”を守ることと、“自由”や“尊厳”を守ること。どちらも大切なテーマですが、目の前の本人の表情や声に耳を傾けることが、もっとも信頼できる判断材料になるのではないかと思います。
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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