こんにちは、あべです。
私は15年以上介護の現場に携わり、日々の仕事の中での学びや気づきをX(旧Twitter)やブログで発信しています。
2023年9月13日は、こんなポストをしました。
このポストでは「介護施設のペーパーレス化」についての現場の実感を綴りました。
ここから見えてくるのは、私たちの 日常生活にもつながる大切なヒント が含まれています。
ポスト全文
やっぱり紙がいい。時代の流れで介護施設でもペーパーレス化が進んでいます。私が今勤めている施設ではデータ管理が中心です。実はそのことによってシステムトラブルや通信障害などで“必要な時にすぐ確認できない“といった弊害も少なくありません。今のところ便利<不便です。あくまで個人の感想です。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
介護施設でも「記録のデジタル化」が急速に進んでいます。
紙の記録帳や連絡ノートが、今ではタブレットやパソコンに置き換えられ、クラウドで情報を管理するのが主流になりつつあります。
ところが実際に現場で働いていると、必ずしも「便利!」とは言えません。
例えば、通信障害で記録が見られない、システムエラーで入力ができない、といった状況が日常的に起こります。
介護記録は「利用者さんの命を守る情報」です。
それが必要な時に確認できないと困ります。その瞬間に感じたのが「やっぱり紙がいい」でした。
ペーパーレス化の光と影
ペーパーレス化のメリット
- 情報の一元管理で探しやすい
- どこからでもアクセスできる
- 過去データを検索して分析できる
- 紙の保管場所が不要
これらは確かに便利で、効率を高めてくれます。
ですが…
現場で感じるデメリット
- ネットワークが落ちると全員が情報を確認できない
- システム更新や不具合に左右される
- 入力が複雑で、かえって時間がかかることもある
- 職員教育に手間がかかる
つまり、 「便利さ」は条件付き です。
「いつでも、誰でも、すぐに」記録できる紙の強みを、完全に消し去ることはできないと、私は思います。
日常生活への教訓
ここまで読んで「それは介護施設の話でしょ?」と思われるかもしれません。
ですが、これは私たちの暮らしにもそのまま当てはまります。
1. スマホに頼りすぎていませんか?
連絡先、予定、買い物リストなど、すべてスマホに入れていませんか?
もし急にスマホが壊れたり、電池が切れたりしたらどうなるでしょうか。
「大事な番号が分からない」
「今日の予定を思い出せない」
そんな経験、意外と身近にあるのではないでしょうか。
2. 紙の安心感
紙のカレンダーや手帳に予定を書いておけば、スマホが使えなくても確認できます。
また、紙に書くことで「記憶に残りやすい」という効果もあります。
介護現場と同じで、 デジタルの便利さに依存しすぎると“いざという時の脆さ” が出てしまいます。
3. 子育てや家庭でも活きる工夫
便利なデジタルはうまく活用しながらも、
例えば、
- 家族の予定は「壁掛けカレンダー」にも書き出す
- 子どもに持たせる大事な連絡先は紙でも渡す
- 冷蔵庫に「緊急時の連絡先リスト」を貼っておく
これらはどれもアナログですが、トラブルの時には家族を守る力になります。
行動のヒント
この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。
今すぐできる実践のヒントをまとめました。
1. 小さな一歩を始める
• 「大事な連絡先」を紙に書いて財布やバッグに入れておく
→ スマホが使えない時の安心につながります。
2. 習慣として取り入れる
• 1週間の予定を「紙のカレンダー」にも記入する
→ 家族全員が一目で把握でき、コミュニケーションも増えます。
3. 視点を切り替える
• 「ペーパーレス=紙ゼロ」ではなく「紙とデジタルの使い分け」
→ 両方を併用することで、暮らし全体の安心感が高まります。
どの方法を選ぶかはあなた次第です。
まずは「これならできそうかも…」ということから、ぜひ取り入れてみてください。
おわりに
今回は「介護施設のペーパーレス化」から見えてきた気づきを、一般の生活にも置き換えてお伝えしました。
介護の現場でも、家庭や仕事でも、便利さを追い求めるあまり「不便」が生まれることがあります。
デジタル化を否定するのではなく、紙の強みを認めて「両方のいいとこ取り」をする。
それが、これからの時代を安心して過ごすための知恵ではないでしょうか。
この記事のまとめ
- ペーパーレス化には効率的な面と不便な面がある
- 紙の「即時性」「直感性」は今も大きな価値を持つ
- 暮らしの中でも「紙とデジタルの両立」が安心を生む
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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