こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、日々の気づきをシェアしています。
2023年5月17日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。
このポストでは、「物事の捉え方」 について考えました。
同じ出来事でも、どの視点から見るかで解釈が大きく変わります。これは介護現場でも日常生活でも同じではないでしょうか?
ポスト全文
おはようございます☀
よく使う言葉として「普通は~」とか「一般的に~」とか言いますよね。
今日は「捉え方」について考えてみました。
まず、起きた事実があります。
その事実に対する捉え方は人によって違います。
このことをわかりやすく理解するのに「コップの水」で例えます…
コップに水が半分入っています。(事実)
それを見た人が、どのように捉えるか。
①半分しか入っていない。
②半分も入っている。
コップの水を見た人がどちらで捉えるかによって発言が全く異なります。
でも実はこの捉え方には③があります…
それは、
③半分しか入っていないと捉える人と、半分も入っていると捉える人がいるよね。
このような捉え方ができる人は、視野が広く客観視できる人です。
私は相談を受けることが多いので、できれば③を目指したいと思っています😊
では今日も1日頑張りましょう💪
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
このポストを書いた背景には、私自身の介護現場での経験があります。
私が介護業界で仕事をするようになって最初の身体介助は、一対一で利用者様と向き合うヘルパーとしてでした。
オムツ交換ひとつとっても、利用者様に声をかけながら、ゆっくりと介助を行うのが基本です。
「利用者様が安心できる介助をすることが何より大切」だと思い、その気持ちを大切にしていました。
ところが、その後ショートステイへ異動し、状況は一変しました。
「時間内に多くの利用者様のオムツ交換を終わらせなければならない 」という業務の効率が求められました。
私は「利用者様に寄り添いたい」と思う一方で、「業務としては時間内に終わらせるべき 」という現実との間で葛藤しました。
このとき、私の中で2つの捉え方がありました。
- 「時間内に終わらせられないのは、自分の仕事が遅いのかもしれない…」
- 「利用者様にとっては、ゆっくり丁寧に介助されるほうが安心ではないのか?」
どちらの捉え方も間違いではありません。
ですが、このときの私はまだ「③」の視点を持ち合わせていませんでした。
それが、「①の捉え方をする人もいれば、②の捉え方をする人もいる」 という広い視点です。
この視点は、介護現場での経験を重ねていくうちに、「業務の効率を考える職員もいれば、利用者様の気持ちを最優先に考える職員もいる。どちらが正しい・間違いではなく、「どちらの視点もある」と捉えられるかどうかが大事。」と、思えるようになっていきました。
深掘り:このポストで伝えたかったこと
このポストでは、「事実」そのものは変わらないが、「捉え方」で大きく変わる という考え方を伝えています。
たとえば、介護現場に限らず、こんな場面でも当てはまります。
上司に指摘されたとき
• 「ダメ出しされた」と感じるのか
• 「成長のチャンス」と捉えるのか
子どもが勉強しないとき
• 「やる気がない」と決めつけるのか
• 「興味のある学び方を探している」と考えるのか
どのように捉えるかは、その人の価値観や経験に大きく影響されます。
ですが、一歩引いて「色々な見方がある」と考えられると、気持ちが楽になり、建設的な対応ができるようになります。
実生活や介護現場との関連性
介護現場では、職員同士でも捉え方の違いが生じることがよくあります。
例えば、先ほどのショートステイ時代のエピソードを振り返ると…
「時間内に業務を終わらせること」を最優先に考える職員もいれば、
「利用者様の気持ちを大切にすること」を最優先に考える職員もいました。
このとき、どちらか一方の価値観だけを押し付けるのではなく、
「どちらの視点もある」と捉えられると、職員との関わり方や伝え方が変わり、結果としてチームワークも上手くいくようになります。
行動のヒント
この考え方を実生活で活かすために、今日からできることを紹介します。
1. 物事を判断するときに「これは本当に唯一の見方?」と自問する
2. 他の人がどのように捉えているか、意見を聞いてみる
3. 「○○するべき」「○○が正しい」と決めつけすぎない
一つの見方に固執せず、広い視点を持つことができれば、仕事も人間関係もスムーズに進むようになります。
おわりに
この記事では、「物事の捉え方しだいで世界の見え方が変わる」ことについて解説しました。
まとめ
- 事実は一つでも、捉え方は人それぞれ
- 「①」でも「②」でもなく、「③」の視点を持てると客観視できる
- 介護現場でも日常でも、視点を広げることが大切
私はX(旧Twitter)で毎日ポストをしています。
気づきや学びを発信しているので、ぜひチェックしてみてください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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