こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年9月16日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
このポストでは、「医師の治療と本人の努力の両輪で、初めて“完治”に近づく」ということについて考えました。
高齢になると「治療しても昔のようには戻れない」と感じる方が多いですが、実際には本人の意欲や周囲の支え次第で、大きな変化を起こせる事例があります。
ポスト全文
医師の力だけでは“完治“できない。ある日外出先で転倒し、足を骨折してしまった80代女性の方の。お話です。その方は、術後に主治医から次のように言われたそうです。「私が治せたのは50% 残りの50%はあなた次第。リハビリを頑張りましょう!」その後その方は100%“完治“され、元気に在宅復帰されました。
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
介護の現場では、病気やけがをきっかけに生活が大きく変わる場面を多く見てきました。
特に高齢者にとって「骨折」は、寝たきりになる大きなリスクとされています。
ですが、この80代女性のように、医師の言葉をきっかけに「自分の努力が大切だ」と受け止め、リハビリを継続された方は、見事に回復し再び在宅での生活を取り戻されました。
この経験から、「治すのは医師」だけではなく、本人の「治そうとする強い意志」も大切である、ということをお伝えしたくて作成しました。
治療と本人の努力が半分ずつ必要な理由
医師の役割は「手術や投薬で症状を改善すること」です。
ですが、それはあくまでスタート地点に過ぎません。
リハビリを通じて、再び歩く・食べる・生活動作を取り戻すのは、本人の「継続した努力」と「意志」です。
- 医師ができること:骨をつなぐ、痛みを減らす、処置する
- 本人ができること:筋肉を鍛える、動作を繰り返す、生活のリズムを整える
この二つが合わさって、初めて「回復」という道が開けます。
また、高齢期のリハビリには「気持ちの支え」が欠かせません。
「どうせもう無理だ」と諦めるのか、「まだ歩ける」と信じるのかで、その後の人生は大きく変わります。
実生活や介護現場との関連性
介護の現場でも、リハビリの成果は「本人の気持ち」と「周囲のサポート」によって大きく左右されます。
例えばデイサービスやショートステイなどでは、機能訓練指導員や介護職員が「もう少しやってみましょう」「前回より良くなっていますよ」と声をかけることがあります。
この一言が、利用者の方の意欲を引き出す大きな力になります。
日常生活においても、私たちは「やっても無駄」と思えば行動しなくなります。
ですが、小さな一歩でも「やれば変わる」と感じられると、継続につながります。
つまりリハビリに限らず、人生そのものが「医師50%・本人50%」のように、外からの支えと自分の意志の両輪で成り立っていると感じます。
今日から新たな一歩を
この記事をここまで読んでくださったあなたは、きっと何かしら共感や気づきを得てくださったと思います。大切なのは、その気づきを「行動」に変えていくことです。行動が変われば、日常の景色も少しずつ変わっていきます。
ここでは、今すぐ実践できるヒントをご紹介します。
例えば、
・毎日5分の軽いストレッチから始める
→小さな運動でも「体を動かせる自分」を実感でき、継続の自信につながります。
・「今日は〇〇をやってみる」と日誌に書く
→自分で言葉にすることで、やる気が持続しやすくなります。
・「できたこと」を意識して声に出す
→ポジティブな自己評価が、次のチャレンジを後押しします。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理のない範囲で「今の自分にできること」から取り入れてみてください。その行動が、より豊かな日常生活へ向かう、改善に必要な大切な“第一歩”になります。
おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
この記事のまとめ
- 医師の治療は「回復の半分」である
- 残りの半分は「本人の努力」と「周囲の支え」で決まる
- 高齢者のリハビリには「意欲」と「小さな成功体験」が不可欠
- 日常生活でも「やれば変わる」という考え方は人生全般に応用できる
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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