こんにちは、あべです。
私は15年以上の介護業界の経験をもとに、毎日の実践や気づきをシェアしています。
2023年8月16日は、X(旧Twitter)で次のポストをしました。
※うまく表示されない場合があります。その場合は、以下の「ポスト全文」でご確認ください。
このポストでは、「言葉の使い方が思考や行動に与える影響」について考えました。
日常や仕事の中で「大変だ…」と口にするとき、私たちの心はすでに疲れやすい方向に傾いています。ですが、その言葉を少し変えるだけで、解決への道筋が見えてくることがあります。
ポスト全文
大変です!」なんと【大変】という言葉と【改善】という言葉、“母音“が一緒です!「なんだそんなことか」と思われた方は、今後も問題解決は“大変“かもしれません。なのでこれから何か問題があったら、発する言葉を「大変だ!」から「改善だ!」に言い換えてみて下さい。なんだか解決しそうですよね!
セルフ解説
なぜこのポストを書いたのか
このポストを書いた背景には、私自身が日々の仕事や生活の中で「言葉が自分の思考に影響する瞬間」を何度も経験してきたことがあります。
介護の現場では予想外の出来事が頻発します。利用者さんの体調変化や急な対応が必要な場面では、気づけば「大変だ!」という言葉が口から出そうになります。
ですが、その言葉を使うと、自分の気持ちも周囲の空気も重くなり、解決よりもストレスの方が先に広がってしまいます。
ある日ふと、「大変」という言葉の母音と「改善」という言葉の母音が同じだと気づきました。
「この言葉を切り替えたら、気持ちの方向も変わるのでは?」と試してみたら、本当に気持ちが前向きになりました。この小さな発見を、皆さんにも伝えたいと思いました。
深掘り:「大変」から「改善」に変えるだけで何が変わる?
1. 言葉は脳に直接影響する
心理学では「フレーミング効果」という考え方があります。
例えば同じ状況でも、「困った」と言うか「やってみよう」と言うかで、その後の行動や感情は大きく変わります。
「大変」という言葉は、脳に「危機的」「困難」というシグナルを送ります。その結果、焦りが生じ、冷静な判断力が下がります。
一方、「改善」という言葉は「より良くする」という前向きなニュアンスを含みます。これを口にすることで、脳は「課題解決モード」に入りやすくなります。
2. 職場や家庭の空気を変える
特に介護現場や家庭では、言葉の影響は周囲にも広がります。
例えばリーダーが「これは大変だぞ」と言うと、スタッフ全員が緊張し、委縮してしまうことがあります。
逆に「ここは改善ポイントだ」と言えば、「じゃあどうしようか?」と建設的な会話が生まれやすくなります。
3. 「思考のクセ」を変えるトレーニングになる
言葉を意識的に選び直すことで、自分の思考のクセも変わります。
人はついネガティブな言葉を使いがちですが、これをポジティブな言葉に置き換える習慣を続けることで、物事の見方が前向きになっていきます。
実生活や介護現場との関連性
介護現場での実例
私は介護業界で15年以上働いていますが、「大変だ!」という言葉が出てしまう場面は、日常的によくあります。
例えば、
- 移動介助中に転倒リスクが生じた時
- 急な体調変化への対応する時
- 想定外の大きな災害が発生した時
などです。
緊急時を除き、こうした状況の中で、とっさに「大変だ!」と叫ぶと、実際にその場が緊張してしまい、冷静な行動が難しくなる場合があります。
なので、衝動的な感情をグッとこらえ、「今こそ改善のチャンス」と、気持ちを切り替えるだけでも、不思議と落ち着いた状態で、適切な判断ができるようになります。
日常生活での応用
家庭でも同じです。
例えば、子どもの行事や習い事の予定が急に変更になったとき、「大変だ!」と言うと、家族みんなが動揺したり、必要以上に慌ててしまいます。
ですが、普段から「改善だ!」という思考が習慣化できていると、慌てることなく「じゃあ予定をこう変えよう」と自然に解決策が出てきやすくなります。
行動のヒント
この記事が、あなたの行動を変えるきっかけになれば嬉しいです。今すぐ試せることを考えてみました。
・言葉を置き換える習慣を始める
→「大変」を「改善」、「無理」を「挑戦」など、自分なりのポジティブ変換を決めておく。
・職場や家庭での第一声を意識する
→トラブル発生時の第一声は、周囲の空気を左右します。建設的な言葉を選びましょう。
・1日の終わりに「改善ポイント日記」をつける
→その日に起きた出来事の中で、「改善できそうなこと」を3つ書き出してみましょう。
どの方法を選ぶか、どのように活かすかはあなた次第です。無理なくできることから今すぐ試してみてください。
おわりに
この記事では、私自身が過去にX(旧Twitter)でポストした内容を改めて深掘りしました。
当時は伝えきれなかった「価値観」や「ものの見方」を通じて、少しでも新たな気づきやヒントになれば嬉しいです。
この記事のまとめ
- 「大変」という言葉は脳と周囲の空気を重くする
- 「改善」に言い換えると、前向きな行動が生まれやすい
- 介護現場でも家庭でも、第一声や思考を変えるだけで結果が変わる
現在は『毎日1ポスト』を目標に、毎朝6時頃にポストしています。
最新の気づきや学びをリアルタイムで発信中です。ぜひお気軽に遊びに来てください!(@slw_abe)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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